インタビュー キャリア 働き方 女性が働きやすい会社特集

社員にとって働きやすい会社へ柔軟に変化していくIT企業──キャップクラウド株式会社

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泉谷結

ふるさとの北海道を出よう!と思い立ち、単身東京へ移住。 ビューティ系のメディア営業に携わり、結婚後は派遣社員としてマーケティングの経験を積んだが、出産後の働き方に行き詰まりを感じる。 何かできないかと悩んでいた最中、自らがこぼした「エンジニアになりたい」という言葉を足掛かりに、プログラミングの勉強を始める。 営業時代に培った得意のテレアポスキルは、取材の時のインタビューにも力を発揮している。 人を安心させる笑顔と確かな実行力で、働く女性の環境をより良くできるよう、絶賛奮闘中。

キャップクラウド株式会社さんはどんな会社ですか?

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萱沼さん:
キャップクラウドでは「基幹業務のシステム化」を専業としています。「必要な情報を、必要な時に、必要な人へ」を会社理念に掲げ、中小企業の経営効率を最大にする支援をしています。

事業内容として、自社独自のプラットフォームで展開する、「フォーカスユー事業」と、ITツール、特にクラウドツールを組み合わせ、統合することで中小企業の業務効率化を支援する「クラウドインテグレーション事業」を展開しています。

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採用の門戸を広げて働きやすさを考えた勤務体制

 ──柔軟な勤務体制の理由を教えてください

萱沼さん:

理由は採用の面にあります。現実的な話にはなりますが、ある程度スキルのある人材を採用したいとなると、大企業と同じ採用条件で募集することは得策ではない、と考えました。

優秀な方を採用したいとなると、会社側に際立った特色がないと難しいです。個人の状況に応じた勤務体制にすれば、コストとスキルに見合う人材が探せるのではないかと、現実的に判断しました。

日本の人口推移は下がっており、当然、労働人口も減ってきています。一説には人が減っても、ひとりひとりの生産性が上がるから問題ないだろうという話もありますが、それは一部の選ばれた企業だけだと思うんですね。

その他の会社は、そんなに生産性もあげられないで淘汰されていくと考えると、自社はそうならないように努力しなければならない。一人当たりの生産性をあげることと、採用の門戸を広げて、今までしていなかった人材をマッチングするなど、人員ボリュームを確保することも必要だと思いました。

早めに手を打っておくことで、時代に乗り遅れないように、女性も、シニアの方も働きやすい環境を整えています。

働きやすい職場を支えるリモートワーク

萱沼さん:
弊社では、「一人にひとつの働き方」を支援するため、リモートワークを取り入れた社内制度があります。具体的には4つの所属グループに分けて、働く場所の選択肢を広げています。

例えば、Aグループは「基本的にリモートワーク」、Bグループなら「申請不要でいつでもリモートワークができる」などです。自分の仕事と生活状況に沿った働き方が、選択できるようになっています。

 ──御社ではどんな働き方の人がいますか?

萱沼さん:
採用の門戸を広げてから最初に採用したのは、時間的な制約がある方でした。
出勤日数は週2~3日ほどでOKとしました。お子さんがいる家庭だと、子どもの学校が長期休みのときは、まとめて休みたい時期でもあると思うので、そういった事情を想定しながら、勤務体制の整備を進めてきました。

今後は育休の実績も増やして根付かせていくことで、休暇取得しやすい雰囲気をつくりたいと考えています。

 

開発システム部のママエンジニアN・Yさんが
キャップクラウドさんに入社した理由

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 ──以前の経歴を教えてください。

N・Yさん:
以前からプログラマーとして、ずっと仕事をしてきました。前の会社ではフルタイムで働いており、残業もありましたし、休日出勤する時もありました。

当時、忙しく働いていたこともあり、出産後も働くというイメージができていませんでした。そして子供ができたことを機に、会社を辞めました。

復職は、子供が1歳半になったころ、社会との接点を得たくなり、知人の会社に6時間勤務でお願いしたことがきっかけでした。

──キャップクラウドさんに入社した理由を教えてください

N・Yさん:
キャップクラウドへ入社することになったきっかけは、前職での作業ボリュームが増え、残業もしくは出社日を増やさないと対応できない状態になったためです。

転職活動をしていたところ、私が希望する就職条件に(週3で時短勤務可能なプログラマー職)にマッチしたことと、働きやすそうな職場環境だったため、キャップクラウドで働くことに決めました。

──現在は在宅ワークをしているんですか?

N・Yさん:
最初は在宅では仕事をしていなかったのですが、子供が体調を崩したことをきっかけに、在宅でお仕事をする許可をいただきました。

在宅ワークを経験してみると、通勤などに時間がとられないなどのメリットを実感しました。それからは業務スケジュールを考えながら、在宅ワークをうまく活用しています。

 

仕事と育児の両立方法

N・Yさん:
私は家事が得意なほうではなく、基本的には完璧に両立はできないと思って、緩くやっています。主人は帰りが遅いので、分担もちょっと難しい状況。なので、各々自分のことは自分でするということに決めています。

主人は、家事をお願いすれば手伝ってくれます。もちろん、最初は面倒くさいこともあったと思いますが、ときには喧嘩しながらも、徐々にやってくれるようになりました。

最近では、子供がある程度の年齢になり、一緒に遊ぶことが楽しいようで、子供との関わりも多くなったように思います。

 

広報・マーケティングをしている
松永さんのキャップクラウドさんとの出会い

matsunagasann──キャップクラウドさんとの出会いはどんな経緯でしたか?

松永さん:
通っていた大学で、社長の萱沼が講師をしている授業を受けにいきました。それをきっかけに、インターン生としてキャップクラウドに参加することになり、今年の4月から新卒で入社をしました。

インターン当時から、社内制度を整理するための提案をしたり、広報活動をするうえでやりたいことを提案したりしていました。やりたいことができる環境を社長に与えていただき、とても感謝しています。

──キャップクラウドさんの魅力は何ですか?

松永さん:
世の中の動向を見据えて、「一人にひとつの働き方」を実現できるような仕組みづくりに向かっている、キャップクラウドに魅力を感じました。

また、やりたいことができる環境を与えてもらえたことで、会社に貢献したいという思いが強くなり、自分にできるところまでやってみたいと思いました。

──在宅ワークという働き方はどう思いますか?

松永さん:
インターン時代に、”会社”と”学校”と”家”の行き来で、大変だった経験をしました。
空き時間を活用して仕事をしようとしても、移動の往復に時間をとられて、仕事する時間が減ってしまうことに、ジレンマを感じていました。

そんなとき社長から、隙間時間は家で仕事をしていいと、在宅ワークという環境を与えていただいたんです。実際に家で仕事をするということを経験し、純粋にリモートワークってすごいなと思いました。

女性として、結婚や出産などの今後のビジョン考えたとき、在宅ワークという選択肢があるんだということをそのときに実感しました。

将来のキャリアパス

松永さん:
どんな風なキャリアを目指していくか、はっきりと見えいるわけではありませんが、社内広報を通じて、いろんな方と交流や会社のブランディングを上げていくことを積極的に行っていきたいと思っています。

いろんな方法を模索しながら、広報の仕事と社内の仕組み作りを構築していき、会社に貢献していきたいと思っています。

 ──結婚、出産後の働き方はどのように考えていますか?

松永さん:
出産して1年くらいは育休を取得し、復職したあとは、半分は在宅で、半分は出社して、バランスをみながらバリバリとお仕事を続けていきたいと思っています。

キャップクラウド株式会社さんの会社情報はこちら

 

編集後記:「一人にひとつの働き方」を実現するために・・・。

外出先でも出退勤の打刻管理ができる、Focus U タイムレコーダーというサービスを提供しているキャップクラウドさん。まさに近年の働き方改革に紐づいたサービスを開発されている会社です。

また、萱沼社長の柔軟な考えと充実した社内制度により、キャップクラウドさんでは働きやすい職場が実現しています。

エンジニアママN・Yさんのお話にもありましたが、子供は小さいころに、体調を崩してしまいがちです。そんなとき、在宅で仕事ができる環境があることは、とても心強いですね。IT企業に限らず、色んな業種でもリモートワークできる会社が増えていってほしいと思います。

Linableを運営している私たちは、リモートワークに限らず、有効的に時間を使って、自分のスタイルに合わせた働き方ができるよう、GeekGirlLaboというプログラミングスクールを運営しています。

GeekGirlLaboは、「女性が働きやすい環境を手に入れるためのスキル」を身に付けられるように作られたスクールで、様々な働き方に合わせたコース内容をご提案をしていますので、詳しくは下記をご覧になってみてください。

Webのスキルを身に付けて、働きやすい会社で働こう

 

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