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保育士さんの6割が訪れる保育情報サイト【HoiClue♪(ほいくる)】創業者の雨宮みなみさん~元保育士から起業した女性社長の道のり~

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泉谷結

ふるさとの北海道を出よう!と思い立ち、単身東京へ移住。 ビューティ系のメディア営業に携わり、結婚後は派遣社員としてマーケティングの経験を積んだが、出産後の働き方に行き詰まりを感じる。 何かできないかと悩んでいた最中、自らがこぼした「エンジニアになりたい」という言葉を足掛かりに、プログラミングの勉強を始める。 営業時代に培った得意のテレアポスキルは、取材の時のインタビューにも力を発揮している。 人を安心させる笑顔と確かな実行力で、働く女性の環境をより良くできるよう、絶賛奮闘中。

今回お話を伺うのは、株式会社キッズカラー代表取締役の雨宮みなみさんです。雨宮さんは、元保育士の経験をもとに、子育てに関わる人があったらいいなと思う”保育に関する情報”や、”遊びのレシピ”を掲載したメディアサイト「HoiClue♪(ほいくる)」を立ち上げました。

経営者として保育のあり方を追求しながらも、現在は1児の母として子どもと向き合っている女性起業家さんです。そんな雨宮さんに、保育士からキャリアチェンジすることになったきっかけや、子育てと仕事の両立までをあますことなくインタビューしてきました。

雨宮さんの保育士時代

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──保育士になったきっかけを教えてください

雨宮さん:
きっかけは、私が中学生のころに職業体験の授業で、保育士を体験したことでした。
もともと子どもの面倒をみることが好きでもあったのですが、「自分が自然に笑顔になれる仕事ってすごい!」と感じ、保育士になりたいと思いました。

──実際の保育士の業務はどうでしたか?

雨宮さん:
考えていたよりも、すごく奥が深く大変な仕事でした。特に働きはじめの1年は、責任やプレッシャー、自分への不甲斐なさを感じていました。
子どもたちの人生の土台となる大切な時期に、自分が関わることの重要さを感じつつ、葛藤しながらの1年でした。

──保育の仕事で大変だったことは何ですか?

雨宮さん:
余裕がなかったことが一番の課題でした。
保育環境の準備や、行事に追われると、物理的に子どもたちと向き合う時間に余裕がなくなります。それをどうバランスを取っていくか、いつも考えていました。

もっと時間的な余裕があれば、気持ちの余裕も出てくるのにと。やはり気持にも余裕があるほうが、人と人の接し方も変わってきますし、より子どもに寄り添った活動ができると思いました。

保育士から一転して起業することなった軌跡

──起業の理由を教えてください。

雨宮さん:
保育士時代に、さまざまな要因で余裕がないことを肌身で感じた経験から、疲れている状況で子どもたちの育ちに、どこまで丁寧に寄り添ってあげられるのか、と疑問が湧きました。

子どもたちの人生の土台とも言える大切な時期に関わることで、子どもへ与える影響はどれほどのものなのかと考えるからこそ、見えないジレンマを感じていました。

そして、自分にできることは何だろうと考えました。

──HoiClue♪(ほいくる)の誕生

雨宮さん:
新人とベテランさんとは経験値が違います。その差をできるだけ埋められるようにするための勉強をしようとしても、時間もなく、情報量も多くない。

そんな現状から、”現場の負担軽減によるゆとり作り”への思いと、”情報をもっと気軽にインプットできる環境”を作りたいという思いの2つの軸が合わさったときに、「HoiClue♪(ほいくる)」が生まれました。

やりたいことをどう形にしていこうかと相方と話し合い、ほいくるのアイデアが浮かんだんです。奇跡的にその日が”こどもの日”で、「これはやるしかない!」と意気込みました。

サービスを始めてからも、いきなり保育の現場を離れることはしませんでした。子どもたちと関わりながら、事業を育てて行こうと思い、非常勤の保育士として平行していました。

たくさんの人に使ってもらえるためのプラットフォームを優先して作っていった結果、ずいぶん時間がかかりましたが、保育士さんの6割以上の方に使って頂けるところまで育ってきています。

 

──起業して大変だったことは何ですか?

雨宮さん:
サイトを作っていく上での葛藤がありました。沢山の人に見てもらえるサイトのあり方と、自分が考えるサイトのあり方のギャップができたときです。

保育に正解はないですが、サイトを見る人は正解を探しにサイトに訪れることも多いですよね。求められるものに応えながらも、「HoiClue♪(ほいくる)」らしさを失わず、記事をどういう形で載せていくか、最初はすごく迷いました。

使いやすいサイトでありつつ、このサイトの先に子どもたちの姿がきちんとあるのか、ということを常に軸にして進めています。

起業4年目の出産を機に、感じた気持ちの変化

──子供が生まれてから、変わったことはありますか?

雨宮さん:
お母さん側の気持ちがわかるようになったことで、こんな大切な子どもを託してもらっていたんだと実感しました。

保育という仕事の重みを改めて感じ、HoiClue♪(ほいくる)の存在意義を再認識したきっかけにもなり、仕事にますます力が入りました。

──家事と仕事の両立バランス

雨宮さん:
夫婦で共同経営しているので、息子が小さいときはどちらかが出社して、もう片方は在宅で仕事をするという方法をとってきました。今は息子が保育園に通っているので、その間はバリバリと働いています。
成長過程に合わせて、バランスを見ながら分担していきたいと思っています。

──今後のビジョン

雨宮さん:
保育だけが変わっても、社会が変わっていかないと何も変わらないと思います。
HoiClue♪(ほいくる)はあくまで最初の一歩であり、それをきっかけとして、遊びの価値や面白さを社会に対して発信し続けていきたいです。

──雨宮さんが考える家族のあり方

雨宮さん:
家族としては、3人家族でありながらも、各々の人生を楽しんでいけるような生き方をしていきたいと思っています。

私自身が息子をどう育てていきたいのかというよりは、息子には息子の人生があるので、自分たちが人生を楽しむことで、そんな大人をみて「大人ってなんだか楽しそうだなあ」と感じてほしい。自分らしく伸び伸びと人生おもいっきり楽しんでほしいなと思いますね。

 

あそびのタネNo.1 保育や子育てに繋がる遊び情報サイト[ほいくる]

株式会社キッズカラーの会社情報はこちら

 

編集後記:保育という仕事に真剣に向き合う雨宮さん

保育に関わるすべての方が、情報を得られる場を作りだした雨宮さん。保育士さんはとても誇り高い職業でありながら、葛藤のある職業でもあるのだということを再認識させられました。

保育の仕事と真剣に向き合い、自分にできることを形にして起業をした雨宮さんの行動力で、たくさんの保育士さんが助けられているのだと思います。

色々な方にインタビューをしていますと、結婚を機に独立をするという女性のをよく耳にします。独立すると自分の配分で時間が使えるようになることは、大きなメリットです。

雨宮さんのようにサービスを作りだして起業する勇気はないけれど、子育てしながら働きたいと思うと、時間に融通のきく働き方を選びたいものですよね。IT企業は勤務体制が柔軟な会社も多いですが、まだまだ育休などにも理解のない会社も多いのは事実です。

Linableを運営している私たちは、女性の理想の働き方を考えて、「女性が働きやすい環境を手に入れる為のスキル」が学べるプログラミングスクールの”GeekGirlLabo”を運営しています。

GeekGirlLaboでは、起業や在宅ワークなどの働き方を視野に入れた、Webスキルが身に付けられるようになっており、その後の転職支援も受けられます。

今の環境で少しでも悩んでいるようでしたら、一歩を踏み出して自由な働き方を手にしてみませんか?詳細は下記サイトになりますので、よければ一度ご覧ください。

自宅で学んでプロになる。プログラミングスクールGeekGirlLabo

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