泉谷結
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株式会社medibaさんはどんな会社ですか?
KDDIグループの一員で、「auスマートパス」をはじめとした、メディアの企画・開発・運用、および広告ビジネスの展開を行っています。
また、働くママ・パパを応援するWebメディア「camily」や、ファッションに敏感な女性向けのコーディネートアプリ「MANT」などのサービスも運営しています。
創業から17年目、”au“という大きく安定した基盤の中で培われたノウハウを活かし、mediba独自の新たな事業の立ち上げ、海外展開といったビジネス領域の拡大にも挑戦しています。
女性社員の育休取得の割合
直接雇用の女性社員は2017年6月1日の時点で143名で、これまで育休の取得を希望した社員の取得率および現場への復帰率は100%です。また、管理職比率の女性比率は22.4%で、帝国データバンクさんが発表した女性管理職の平均割合6.6%(※1)を大幅に上回っています。
性差により、業務や採用に関して特別な配慮をしているわけではありませんが、能力や成果による評価をフラットにした結果だと捉えています。
子育てしながらグループリーダーとしてバリバリ働いている社員もいますし、時短で働いていて活躍している社員もいます。
とはいえ、女性が出産により、一時的に業務から離脱せざるを得ない状況はできてしまうため、引き続きスムーズな復職ができるよう、柔軟に対応していきたいと思っています。
注釈:(※1)帝国データバンクでは2016年8月15日、女性登用に対する企業の意識調査として、対象企業での管理職に占める女性比率は平均6.6%と発表。
育休取得への取り組み
弊社では、育児・介護休業規程にて、育児休業取得可能期間を下記のようにしています。
・子の誕生日が4月2日から10月1日までの場合
(1歳6ヶ月に達する日の直後の4月15日までの期間)
・子の誕生日が10月2日から4月1日までの場合
(1歳6ヶ月に達する日の直後の10月15日までの期間)
4月と10月が比較的、保育園募集枠の広がるタイミングであるため、
待機児童問題により復帰できない女性社員を少しでも減らすための施策です。
また、育休取得をしたい社員が、休みにくい状況にならないように、実績を作り制度自体の認知を上げられるようにしています。
グループリーダーの高柳さんがmedibaを選んだ理由とは?
高柳さんの経歴を教えてください
大学でプログラミングを専攻していましたが、新卒で入社して初めてのお仕事がディレクターでした。プログラマーとして採用されたと思っていたので、驚きでした。
その後、異動のタイミングでデザイナーとしてお仕事をすることになりました。
何も知識がない状態だったため、ツールの使い方やデザインの基礎は本を読んだり、先輩の作ったものを真似したりしながら覚えていきました。
デザイナーの仕事が楽しくなってきたころに、また異動の話がありました。それをきっかけにして、この仕事への思いが強くなり、medibaに転職することを決めました。
medibaを選んだ理由
デザイナーとして働きたいという希望もありつつ、ディレクターというお仕事にも興味があったため、自分の裁量でどちらも出来る会社を探していました。それができる会社がmedibaでした。
今は会社も大きくなり、転職当時とは状況が変わってしまいましたが、今でも本人がしたいと思うことを応援してくれる魅力的な会社だと思います。
今後のキャリアパス
最近は自分でデザインする機会が減り、アートディレクターとしてのお仕事が増えてきました。今後もその道を歩んでいきたいと思っています。
個人的には結婚をして子供ができたとしても、仕事は続けたいですね。産休や育休を取得する方が周りには多く、抵抗感がないので安心しています。medibaなら仕事を続けられる環境があると思っています。
ママディレクターの橋本さんがmedibaを選んだ理由とは?
橋本さんの経歴を教えてください
大学在学中、直接の専攻とは無関係だったのですが、中国に興味があり、1年間留学していました。縁あって中国語が話せる人材を募集していた、ITベンチャー企業に入社しました。
日本のゲームやコンテンツを、中国のデザイン会社に発注する業務を担当し、日本のデザイナーと現地のデザイナーの橋渡し役として社会人生活をスタートしました。
時代がガラケーからスマホへとシフトしていく中で、会社の業務方針もユーザーインターフェース(※1)の開発がメインとなってきました。そのときに”人間中心デザイン”という概念に出会いました。
モノや技術中心ではなく、ユーザーを中心にして、より使いやすく豊かな体験を提供するためのプロセスに魅力を感じ、”人間中心デザイン”を勉強するため、社会人向けの大学院に通うようになりました。
“人間中心デザイン”を専門的に勉強するにつれ、当時の職場よりもさらに学びを実践できる場を求めるようになっていました。
注釈:(※1)機会、特にコンピュータとその機会の利用者(通常は人間)の間での情報をやりとりるすためのインターフェース。
medibaを選んだ理由
大学院へ通う傍ら、転職活動を開始し、エージェントからmedibaを紹介されました。人と機械をつなぐインターフェース上で、ユーザーにどうやって価値ある体験を届けるか、面接を重ねる中で、medibaでなら実現できると感じました。
auスマートパスという大きなプラットフォームがあり、集客を気にしすぎることなく、ユーザーが使いやすいサービスを作っていくことに注力できるのでは、と感じたことも一因です。
出産後はどのように働いていましたか?
出産後1年半で復職し、半年間は時短勤務、その後は業務の幅が広がったこともあり、ほぼフルタイムで働いていました。会社の理解があり、保育園のお迎えに間に合わせるため、始業時間よりも早く出社し、早めに退社する生活でした。
medibaに入社したのは子供が3歳のころです。入社後半年間は、実家から父に来てもらい、保育園のお迎えや夕食の準備をお願いしていました。
業務に慣れた頃から、保育園の預かりを1時間延長し、早めの出社でお迎え時間に間に合うよう退社し、子供が小学校に上がってからは学童保育に通っています。
──子育てしながらの復職に不安などはありましたか?
仕事が好きだったので、育休に入ることや、復職することも特に不安視はしていませんでした。家族や周りの支えもあり、大変だったこともあったと思いますが、なんだかんだで乗り切れました(笑)。
子育てと仕事の両立方法を教えてください
好きなことをすることですかね。疲れたら外食にしますし、掃除できないときは無理にしない。抜くところは抜いて、予定も決めすぎないことが大切だと思っています。
子供がいるから何かができないという意識は、あまり持たなくても大丈夫なのでは?と思います。子供と一緒に、自分がしたいことをすればいいと思っています。
編集後記:社員を大切にする会社
株式会社medibaさんは、渋谷ヒカリエの中にオフィスがありました。広くてきれいなオフィスはさることながら、応接スペースから見える景色が絶景でした!天気が良い日は富士山が見えるのだとか。
そんなmedibaさんですが、素敵なのはオフィスの中だけではなく、常時更新されている社内制度から見えてくる、社員を大切に思う気持ちです。
男女関係なくフラットに評価していることは、女性管理職の数からも伺い知れます。育休に対しても理解も進んでおり、遠慮せず休暇を取得できる雰囲気や体制が素晴らしいと思いました。
働く女性にとって、結婚や出産後も働きやすい環境を選ぶことは重要なこと。medibaさんのように、働き方が柔軟なIT企業に転職を考えることも、未来への一歩と言えそうですね。
IT企業は働き方が自由な会社も多いですが、転職するためにITスキルを勉強しようと思っても、自分で勉強はなかなか難しいのが現状です。かといってスクールにも通う時間もない。
もし同じように悩んでいる方がいましたら、在宅でWebスキルを学べるプログラミングスクールのGeekGirlLaboをお勧めしたいです。GeekGirlLaboはこのサイトを運営している私たちが「女性が働きやすい環境を手に入れるためのスキル」を身に付けられるように作ったスクールです。
柔軟に働きたい女性に役に立つ知識が身に付きますので、よければご覧になってみてください。