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どうなってるの?ママさん在宅ワーカーの確定申告

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萩原 由紀

産業カウンセラー、第一種衛生管理者。 前夫との離婚をきっかけに、人材派遣業の世界へ飛び込んだインドア女。営業としてキャリアを積み支店管理者まで勤めたが、再婚を機に、自営業の夫を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。Webのスキルを学ぶ。現在は、ある組織に勤めシステム管理と衛生管理を兼任する傍ら、フリーランスとしても自宅で仕事をしている。

早いもので、2014年が明けてからもうじき1カ月がたちますね。

 

2月になると、やってくるのが確定申告!

 

主婦業のかたわら、在宅という形態でパート・アルバイトをはじめた在宅初心者さんたちは、確定申告についてとまどいを感じることが多いようです。

 

そこで、今日はパート・アルバイトとしてお仕事をしている、ママさん在宅ワーカーの確定申告に焦点をしぼって、ご説明いたします!

 

<確定申告って何のためにやるの?>

 

そもそも確定申告とは何のためのものなのか、というご質問をよくいただきます。

 

確定申告とは、1年(1月から12月まで)の「所得」から、所得税を算出・徴収するための手続きです。

この手続きは、毎年2月~3月の特定の期間内に、税務署に前年の所得にかんする書類を提出することでおこないます。

 

「所得」とは、収入-経費。

 

在宅ワーカーでも、たとえば打ち合わせの交通費などは、収入から経費として差し引くことができるのです。

収入から経費を差し引いた所得に税率をかけることで、所得税の金額が決まってきます。

 

まだ在宅で仕事をはじめたばかりで収入が安定しない人は、1年をトータルした結果、もしかしたら収入より経費の方が多くなるケースもゼロではないと思います。

 

そんなとき、「所得がないから確定申告はしなくていいの?」と疑問をいだかれるかも知れません。

 

答えは、NO!

 

在宅でお仕事をしている人は、所得税が発生しなくても、かならず確定申告が必要となります。

管轄の税務署で、期間内に手続きをしてください。

 

ただ、もしバイト先の会社で「年末調整」をしてくれる場合には、確定申告は不要となります。

在宅でのパート・アルバイトですと、そういったケースは滅多にないと思いますが、自分がどうなのかわからない時には確認してみてくださいね。

 

 

<所得が20万以下なら申告不要?>

 

これも、NOです。

 

会社員の副業として在宅ワークをしている(つまり「給与所得」が別にある)場合、副業の収入は基本的に「雑所得」となります。

この場合は、20万までなら申告が不要となります。

 

たまに、この知識を、混乱しておぼえている方にお会いします。

 

「所得20万以下なら申告不要」なのは、あくまで給与+副業の収入をえている人の場合。

在宅ワークの他に主婦しかしていないなら、「雑所得」にはなりませんから、どんな小さな額でも申告が必要になります。

 

 

<シングルマザーには優遇措置あり>

 

所得税ですが、シングルマザーの場合には寡婦控除などの優遇措置があります。

 

「未婚の母は該当しない」「所得は500万円以下でないとならない」など、対象となる人について条件があります。

もし自分が該当するのかな?と思われた場合には、税務署に確認をしてみてください。

 

該当するのであれば、確定申告のときに自分が「寡婦」であると忘れずに申告しましょう。

 


 

以上、働くママと確定申告についてまとめてみました。

「主婦のおこづかい稼ぎだから何も手続きしなくていい」というワケではないのですね。

 

うっかり申告をさぼると、脱税という「犯罪」になってしまいます。

また、申告によって源泉徴収で引かれすぎていた所得税が戻ってくる場合もありますから、

忘れないで手続きしましょう!

 

申告方法に不安がある人は、税務署にといあわせると、快くおしえてくれますよ♪

-知っ得

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