パワハラ 職場の悩み

データで分析!企業のパワハラ対策状況~快適な職場環境を手に入れるには~

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萩原 由紀

産業カウンセラー、第一種衛生管理者。 前夫との離婚をきっかけに、人材派遣業の世界へ飛び込んだインドア女。営業としてキャリアを積み支店管理者まで勤めたが、再婚を機に、自営業の夫を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。Webのスキルを学ぶ。現在は、ある組織に勤めシステム管理と衛生管理を兼任する傍ら、フリーランスとしても自宅で仕事をしている。
pawahara-data職場の大きな問題の一つである、パワハラ。長時間労働と組み合わさり、大手広告代理店で若い社員が命を絶った事件は、記憶に新しいのではないでしょうか。みずから命を絶つほど社員を追い詰める可能性がある問題にも関わらず、現在においても、無対策の企業の割合は、なんと4社に1社となっています。厚労省の調査データをもとに、働く従業員として、快適な職場環境をどのように守れば良いのか考察してみました。

パワハラ対策状況(1)~問題としての認識度~

まずは、厚労省がとりまとめた「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」(平成28年度版:委託事業として東京海上日動リスクコンサルティング株式会社が作成)をもとに、現在の問題としての認識度を見てみましょう。

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8割以上の企業が、対策の重要性を感じている状況のようです。

「全く重要ではない」という認識の企業は、わずか0.3%ですから、ほとんどの企業がある程度の問題意識は持っていると言えます。

パワハラ対策状況(2)~実際の取り組み実行度~

次に、実際に取り組みをしている企業の割合を見てみましょう。

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問題意識を持っている企業が8割なのに、実際に取り組みを行っている企業は、たった5割強です。

さらに、この内訳には企業の規模によってばらつきがあります。1,000人以上の社員を抱える会社では9割弱、人数が少なくなるに従い割合は減って、100人未満の会社では3割弱となっています。

大規模企業は対策をしっかり行っている反面、中小企業になると、問題として認識はしていても、担当者がさまざまな業務を兼務していることも多く、取り組みに踏み出せないのが現実のようです。

パワハラ対策状況(3)~そのとき社員はどうしたか?~

では、実際にパワハラをされたとき、社員側はどのように行動したのでしょうか。「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」のデータを、分かりやすいよう円グラフ化してみました。
割合は筆者算出。項目は分かりやすいよう、カテゴリごとにまとめてあります。

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「相談した」という人が1番多いようですが、2番目はなんと「何もしない」
調査データ内でのアンケートから、その理由の約40%(筆者算出)は「何をしても解決にならないと思ったから」ということが分かります。

パワハラは、職場の権力構造を背景として発生します。解決させるには、個人の力ではどうしようもないことが多く、会社側の協力が必要になります。

4割以上の社員が「何もしない」という事実は、会社に対する信頼感の無さを物語っているのではないでしょうか。

快適な職場環境を目指すなら、我慢しないで自ら動こう

しかし、頭から何もせず、黙って我慢することも考えものです。同調査では、予防・解決のための対策をしたことが、こんなことにつながったという結果が出ています。

  • 管理職の意識の変化によって職場環境が変わる
  • 職場のコミュニケーションが 活性化する・風通しが良くなる
  • 管理職が適切なマネジメントができるようになった
  • 会社への信頼感が高まる
  • 従業員の仕事への意欲が高まる
  • 休職者・離職者が減少した
  • メンタルヘルス不調者が減少した
  • 職場の生産性が高まった

予防・解決のための取り組みが、このような効果をもたらすのであれば、会社側からしても十分なメリットがあります。

個人でパワハラ上司と戦うことは難しくても、この厚労省の調査結果を人事部に持ち込んで、制度導入の説得をしてみてはいかがでしょうか。

「会社のためになる」という切り口で話せば、角が立たず話せるはずです。

環境を変えるだけでなく自分も変わろう

もちろん、会社に対策の導入を交渉しても、必ずしもうまくいくとは限りません。
また、そういった交渉をすることで、自分の評価にどう影響するか心配になることもあるでしょう。

そんな場合に備えて、スキルを身に付け、重宝される人材になっておくことも大切です。また、スキルがあれば、上司が原因で転職する際にも武器となります。

そこで筆者がおすすめしたいのは、Web制作などのITスキル習得です。

もしIT業界以外の会社に所属していれば、一目置かれる存在になれますし、スキルがIT業界への転職の足掛かりともなります。場合によっては、独立開業して自宅で仕事をすることもできます。

独立開業に抵抗がある場合にも、IT業界では近年、リモートワークという在宅での雇用形態が取り入れられつつありますから、それを目指す手もあります。

自宅で仕事ができれば、パワハラに遭遇する場面は減りますし、家事・育児と仕事の両立もしやすくなるというメリットがありますよね。

参考までにご紹介しておくと、筆者がITスキルを学んだのは、GeekGirlLaboという女性専用のプログラミング通信スクールです。女性が理解しやすいカリキュラム構成がされており、独立や開業まで後押ししてくれます。

また、このスクールではIT業界で実力をつけたい女性のための転職サービスGeekGirlCareerも行っています。

リモートワークを目指す場合も、こういった転職サービスを活用して初心者OKの求人を探し、まずはIT業界で勤務経験を積み、実力をつけるところから始めましょう

あなたがWeb制作初心者でも、このGeekGirlLaboでスキルを学び、さらにGeekGirlCareerで転職先を見つけることができれば、祝い金制度を利用して、受講料無料で新たな業界に進出することができるのです。

スクールの制度を目いっぱい活用して、スキル習得後に職探しをするも良し。専門スタッフと一緒に、転職先としてパワハラ対策企業を探すも良し。女性ならではの相談が気軽にできるサービスですので、転職の際には一度活用してみてください。

環境に変化を起こすには、少し時間がかかります。その間、待ちの姿勢でいるだけでなく、自分もスキルアップして、上司や会社を見返してやりましょう。

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