
萩原 由紀

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職場におけるセクハラの実態
「セクシャルハラスメント」その背景と実態
現在、「セクシャルハラスメント」という言葉はすっかり社会の中に浸透したように思います。しかし、その中身や、起こってしまう背景については、ご存知の方は少ないのではないでしょうか。働く女性の労働環境に大きな影響を与えるこの問題について、正確に知っておきましょう。
どこからがハラスメント?その基準を知る
「触られるのは嫌だけど、相手に悪気がないから、騒いだら悪い気がする」、「嫌だと思う自分が神経質すぎるのかもしれない」。被害に悩む女性から、こういった言葉が時折聞かれます。一体、どういう状況なら「ハラスメント」のレベルになるのか、その基準について見ていきます。
統計から考える解決法
働く女性が増えてきた昨今、被害件数は大幅に減ってきているのでは?と筆者は思っていました。しかし、統計を見る限り、現状はそこまで甘くないようです。労働局の相談件数の推移から、解決する方法を考えてみました。
セクハラと法律
男女雇用機会均等法の内容を知る
セクハラは、法律によって規制されたハラスメントの一つ。一体どの法律に、どんな内容が書かれているか、ご存知でしょうか?法律について知識を身に付けておくことで、万が一被害を受けたとき、会社や行為者に対して対応する「支え」となります。
国が法律で決めた「定義」
何をもってセクハラとするか、その定義に悩む人は少なくないようですが、その答えは、男女雇用機会均等法と、それをもとに出された厚労省の「指針」の中にあります。内容・場所・対象者について、それぞれの定義を見ていきましょう。
なんと10項目!義務付けられた防止措置
厚労省からの「指針」では10項目にわたり、防止のための措置が記載されています。誰にどんな義務があり、どういう措置が求められているのかを知っておきましょう。被害にあった際、ひるまずに対応できるようになりますよ。
職場でセクハラ被害にあったら
被害者ができる3つの対策
ある日突然、想定外の被害にあうと、ショックを受けると同時に、どう対応して良いかとまどってしまうものです。そういうとき有効なのは、自分が取りうる行動の選択肢を知っておくこと。被害側がとれる対策3つを、レクチャーします。
事例から考える「有効な対応」
4人のキャリア女性に取材させてもらい、実際に職場で起こった被害の事例を集めました。被害にあったとき、4人はどう対応したのでしょうか?聞き取りをしていく中で、ある共通点が見えて来ました。
各種の相談窓口と利用のヒント
職場でのセクハラに悩んだとき、相談できる窓口がいくつかあります。その窓口にはどんな種類があり、どんな時にそこを利用すればよいのでしょうか?職場での状況や、悩みの内容によって、最適な相談機関を選んでください。
セクハラのストレスと「うつ」の関係
長期間にわたり被害を我慢していることで、「うつ」を発症してしまうことがあります。自覚しやすい初期症状には、どんなものがあるのか。「うつ」を疑った場合の対処は、どうしたら良いのか。そして、職場復帰まではどんな流れになるのかをまとめました。症状が軽いうちに、早期対応をすることが大切です。
スキル習得で快適な職場環境へ!
ここまで、職場のセクハラについてさまざまな切り口から見てきました。
日本のジェンダー観には、旧態然とした男尊女卑の思考が根底に残っているため、欧米と比較すると、どうしても対策が遅れがちなようです。
ただ、政府が女性活用を掲げていますから、今後も女性を取り巻く雇用環境は、少しずつでも整備されてくることと思います。
しかしながら、今現在仕事をしている身としては、そのゆっくりした変化を待てないというのも、正直なところでしょう。
そう思う方には、スキルを身に付けることで、職場になくてはならない人材になってみるというご提案をさせていただいています。一目置かれることで、「目下に見られる存在」から抜け出す第一歩となるからです。
おすすめなのは、Web制作などのITスキルです、
IT業界以外の企業へお勤めなら、ほかに代わりになる人材がないという状況になるでしょう。また、Web制作会社への転職時の武器にもなりますし、経験を積めばフリーランスとして活躍する道も開けますし、リモートワークという雇われながらの在宅勤務という選択肢も手に入ります。筆者もプログラミングを学ぶことで、まさにそういった経験をしました。
筆者がプログラミングを学んだのは、GeekGirlLaboという女性のプログラミング教育に特化したスクールです。カリキュラムも女性が理解しやすい形で組まれているため、おすすめです。
また、GeekGirlLaboでは女性のための転職サービスも行っています。職場内セクハラが原因で転職する場合には、できれば次の会社で同じような被害にあうことは避けたいですよね。セクハラを100%防止することは難しいですが、セクハラを放置するような企業風土かどうか、転職先の社風を下調べするには、転職サービスを利用することは有効です。
また、前述のリモートワークを目指すなら、一度IT企業に通常の雇用形態で勤務して経験を積んだのち、改めて転職活動をすることがおすすめです。
こういった場合には、転職サービスに相談しながら転職計画を練ると効率的でしょう。
GeekGirlLaboの転職サービスでは、98,000円のWeb制作コースを受講したのち、この転職サービスを利用して就職を決めると10万円のお祝い金が出るそうです。
実質無料になるということですから、本気で現状の打開を目指している方であれば、このチャンス、逃す手は無いかも知れませんね。
現在の働きにくい環境から脱出するため、社会が変わるよう働きかけると同時に、女性側もスキルアップして新しい道を切り開いてみてはいかがでしょうか。